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流しそうめんイベント開催

7月12日、関西大倉中学・高校にて、育友会と科学部の共催による流しそうめんイベントが盛大に開催されました。

夏の訪れを感じさせる日差しの中、多くの生徒が日本の伝統的な夏の風物詩を体験し、楽しいひとときを過ごしました。

この流しそうめんイベントは、入念な準備を経て実現しました。 まず、6月7日には竹の伐採が行われ、流しそうめんのレーンとなる新鮮な竹が用意されました。 そして、7月5日には伐採された竹が本部棟の技術室へと運搬され、本格的な準備がスタート。 7月7日と8日には、竹を縦に半分に切り、のみと金槌を使って丁寧に節抜き作業が行われました。その後、やすりで表面を研磨し、衛生面にも配慮して消毒が施されました。

迎えた7月11日と12日には、共用棟東側の坂を利用して流しそうめんの竹が設置されました。約4メートルにもなる竹7本が見事に繋ぎ合わされ、そうめんがスムーズに流れるレーンが完成。水が滞りなく流れるか、何度もテストを繰り返し、万全の体制で生徒たちを迎え入れました。

そして、7月12日の午後1時からは、いよいよ流しそうめんがスタート! 約1時間半にわたり、約100束ものそうめんが竹のレーンを勢いよく流れました。途中でそうめんが少し引っかかる場面もありましたが、それもまたご愛嬌。生徒たちは次々と流れてくるそうめんを箸で巧みにすくい上げ、歓声をあげていました。

 

このイベントを通して、生徒たちは日本の夏の文化を体験するだけでなく、竹の加工からレーンの設置、そしてそうめんを流すという一連の工程を、育友会と科学部の協力のもと、自らの手で作り上げる貴重な経験を得ることができました。夏の思い出の1ページとして、生徒たちの心に深く刻まれたことと思います。